「増毛技術者が教える」増毛と増毛エクステの種類を徹底解説
一言で増毛と言っても、毛質が違ったり、施術方法が各メーカーで全然違ったりします。
そこで今回は、当店のように美容室で行なっている増毛エクステと、大手専門店の増毛はどのような施述方法の違いがあるのか?
を分かりやすく解説していきたいと思います。
また、当店のような美容室の増毛エクステだけ見ても材料によってかなり違いがあるのでその辺も詳しく解説していきますね。
大手専門店の増毛
大手専門店の増毛のCMって良く見かけますよね?
あのCMでオススメしているメニューも増毛ではあるのですが、どちらかと言うとカツラに近いものが多い印象です。
ちなみに大手では、
かつらを使った増毛
結んで増やす増毛エクステ
これらをひとまとめの呼称で【増毛】とか【増髪】と伝える場合が多いです、
だから、ちょっとメニューと料金が不透明になりやすいのでかなと?
ちなみに、大手の増毛メニューは以下のような種類があります。
全面接着式増毛
この増毛方法は、頭皮に特殊なシートを貼り付けて、そこに更にかつらのような形状のウィッグを貼ります。
漢字で表すとなんだかややこしい技術に感じますが、平たくいえば一番カツラに近いメニューながら、特殊なシートを使って頭皮に直接接着するから落ちにくい。
というものになります。
全面接着式増毛のメリットは?
この技術のメリットはなんと言っても、広範囲を一気にカバーできるスピードといえるでしょう!
かつ、かつらでは心配な風や水で取れてしまうのでは?
という恐怖を軽減できる点もメリットと言えます。
全面接着式増毛のデメリットは?
どれだけ頭皮に優しい素材のシートでも、常につけっぱなしになるので、頭皮環境の健康は担保されないはずなので、、、
- 広い範囲の髪がなくなってしまった
- かつらに興味があるけれど、落ちそうで怖い
こういった方に向いている増毛メニューと言えるでしょう。
逆に、まだ自毛が割と残っているという方は、特殊なシートをつけている間に自毛が更に薄くなってしまう事は覚悟する必要がある。
と言えると思います。
全面接着式増毛の料金はどのくらいかかるの?
価格に関しては、各メーカーで独自の素材や技術を開発しているような、大手の資本ならではのものなので、値段も数万円単位では済まないものがメインとなります。
編み込み式増毛
編み込み式増毛は、薄くなっても髪が残りやすい、
- 耳上や後頭部の自毛を利用して、頭頂部をカバーするウィッグを直接編み込んでいく
という増毛メニューです。
簡単に言うならば、頭頂部にのせたウィッグを、耳上や後頭部の髪に編み込んで装着する。
という事です。
編み込みという方法なので、数ヶ月経つと編み込んだ部分が浮いてくるので、そのメンテナンスをサロンで行います。
編み込み式増毛のメリットは?
編み込み式増毛のメリットは、こちらも接着形と同様、薄くなった部分を一気に広範囲でカバーできる。
という点になります。
それから、メーカーのアドバイスとしては、通常のかつらと違って、風や運動でとれるという事がない。
なので、こちらもかつらに比べて取れる心配がかなり軽減されて非常に安心。
という増毛方法になります。
編み込み式増毛のデメリットは?
編み込み式増毛のデメリットは、やはり頭皮環境の悪化を招きやすい。
という事になります。
ようは、頭頂部用のかつらを編み込みで固定するわけなので、常に帽子をかぶっている状態。
なので、接着式増毛と同様に続けている間に髪が薄くなっていく可能性が高いのが最大のデメリットと言えると思います。
編み込み式増毛の料金はどのくらいかかるの?
編み込み式増毛は
①ウィックレンタル料
②メンテナンス料金
この二つを年間契約。
という形式をとる場合がほとんどで、①②を合わせた年間の費用は30万円〜50万円。
また、基本的にカットは別料金となるので、、、
毎月カットするなら、更に年間で6万円程度の費用を考慮する必要があります。
結着式増毛
結着式増毛も、結ぶという方式で考えると大まかなカテゴリーで分けると、2つの方法があります。
ライン式結着増毛
この増毛方法は、まず特殊な糸状の素材で頭部にラインを引きます。
そして、そのライン上に増毛エクステを結んでいくという増毛方式になります。
この方法だと、全く自毛がない部分にも増毛エクステを結着できます。
自毛結着式増毛
自毛結着式という通り、自毛一本に、2本〜6本の特殊な素材の毛髪を結ぶ技術です。
そして、これが一般的に増毛エクステと呼ばれている部類の技術となります。
自毛結着式増毛のメリットは?
自毛結着式増毛の1番のメリットは、かつらやウィックを取り付けないので自宅で普段通りにシャンプーや育毛剤が使えます。
なので、かつらやウィックのように、つけっぱなしで頭皮環境が悪化するということがないので、薄毛の進行を悪化させる心配がありません。
自毛結着式増毛のデメリットは?
自毛に結ぶ増毛方式なので、自毛がまったくない部分の増毛はできません。
また、自毛の長さも最低でも3センチ〜15センチ(メーカーによって必要な長さは異なる)ないとエクステを自毛に結びつける事ができません。
よって、薄毛が進行して、ほぼ自毛がなくなってしまった方への施術には不向きな増毛方法となります。
自毛結着式増毛の費用はどのくらいかかるの?
この増毛方式は、初めに
①エクステを1500本単位程度で購入
②取り付け200本ごとに取り付け費用が発生
(①②共に、メーカーよって本数て料金が異なる)
といった流れで費用が発生します。
また、たいていの場合は、
③初期費用
④カット料
が追加となります。
①のエクステ1500本単位の料金は大手各社で開きがありますが、目安としては8万円〜10万円がおおよその価格帯となります。
※メーカーの料金表を参照
また、②の取り付け費用も、各メーカーの設定した料金で200本〜450本毎に2200円程度加算されます。
更に、
③の入会時の初期費用は50000円〜程度で設定されているメーカーが多いようです。
④のカット料金も別途発生します。
①〜④の費用をまとめると、初期費用としては①③を合わせて約150000円。
更に②のメンテナス費用と④のカットを2か月に一回(6万円程度で)とすると、、、
合計で初年度は20万円弱の費用を見越しておく必要があります。
※増やしたい毛量で大幅に金額が変動する可能性もあります、
美容室の増毛
ここからは、当店のような美容室で扱う増毛を解説していきます。
美容室で行われる増毛は基本的には、大手専門店の増毛でご紹介した自毛結着式増毛(増毛エクステ)となります。
美容室の増毛エクステのメリットは?
美容室の増毛エクステのメリットは、なんと言ってもコスト面が大手と比べてかなり割安な事と言えます。
例えば当店の増毛エクステなら、
①初期入会費用無し
(大手の費用は5万円〜)
②取り付け時の作業代無し
(大手は本数に応じて費用発生、当店は料金に込み)
③その都度払いでまとめ買いの必要無し
(大手は1500本単位の10万円程度で購入が必要、当店ではその都度必要な本数分のみ費用発生)
①③を考慮すると、当店の増毛エクステだと、初期費用としての15万円をかけずに、手軽に試す事ができます。
また、②の取り付け費用も毎回の料金に込みになっています。
この事からも、大手と比べて、当店の増毛エクステは高額な初期費用をかけずに増毛を始められる事が最大のメリットと言えます。
また、取り付ける増毛エクステの費用も大手よりも2割から3割程度安く設定されています。
これは、当店のような美容室では、超高額な費用のかかるCMや広告をかけられない反面、広告費にコストをかけないからこそ、大手よりも割安な料金設定にできるわけです。
美容室の増毛エクステのデリットは?
美容室で行なう増毛エクステのデメリットは、大手の増毛エクステと同様に自毛がない部分には施述できない。
という事です。
また、自毛一本に結んでいくのでかつらやウィッグのように、広範囲を短時間でボリュームアップをしたい。
という方には不向きとなります。
増毛エクステは材質に注意!
増毛エクステは、増毛方法に沢山の種類があるだけでなく、その材質にも、
人毛、人工毛、ファイバーと種類があります。
どの材質が一番良いの?
イメージとしては人毛が一番良いのでは?
と考える方も多いかもしれませんね。
しかし、人毛は毎日のシャンプーやドライヤーの熱で次第に弱ってしまい耐久性としては物足りない部分があります。
当店の増毛エクステはその部分を補っている特殊人工毛を採用しています。
特殊人工毛なら、耐熱使用で自毛より長持ちしますし、人毛のように自然ななじみが得られます。
よって、当店からの一番おすすめの材質は特殊人口毛量です。
安価なファイバー製の増毛エクステは、自毛への馴染みが悪く、熱に弱いのであまりおすすめできません。
リペア(リタッチ、結び戻し)できる商品もある
最近の増毛エクステではの、数ヶ月たって根本から浮いてきた結び目を根本に戻す!
というリペア(リタッチ)ができる技法も増えてきています。
リペアは、エクステの再利用をする為にその分費用を抑えられますが、
- 根本に戻す事ができる=取れるようになっている
という事なので、その分結んだエクステが取れやすくなります。
いくれリペアできたとしても、毛束が緩んで取れてしまうものが多いのであまり意味がありません、
当店の増毛エクステはこの逆で、一度結んだら緩める事はできません。
その分、一度結着したら外れずに長持ちする仕様になっています。
いずれの方法でも定期的なメンテナスが必要
いかがでしたか?
大手の増毛と、当店のような美容室の増毛の違いは理解してもらえたでしょうか?
解説してきたように、大手では扱う増毛メニューが多い分、
- 特殊な接着方式のかつら、ウィック
- 編み込みしかのかつら、ウィック
- 増毛エクステ
までを含めて【増毛】と呼んでいる場合が多いです。
逆に、美容室での増毛というと
- 増毛エクステ
の事を指す場合がほとんどです。
(一部の美容室では、着脱式のかつらを扱っている店舗もあり
いずれの増毛方法の場合も、メリットやデメリットがあります。
また、料金も大幅に変わってきますし、定期的なメンテナンスも必ず必要になってきますので、始める前には慎重に検討しましょうね。
どの増毛方法が良いのか自分では判断できないなら、、、
大手専門店に相談に行くのは気が引ける。
という方と多いと思います。
そんな場合は、まず一番気軽に増毛を始められる当店に相談頂くのも一つの手だと思います。
増毛エクステは技術力で仕上がりに違いがでる?
カットに上手い下手があるように、増毛エクステも担当者のキャリアや技術力で仕上がりに違いがでることはご存知ですか?
また、きちんとした理論に基づいて施術しないと以下のようなデメリットもあるんです。
- 増毛する本数が増えて価格が高くなってしまう
- 長持ちしない
- 結ぶ時に痛い
せっかく費用と時間をかけて増毛するわけですから、こんな失敗をしないよう増毛エクステのキャリアを積んだ技術者を選ぶ事をオススメします(^o^)
増毛エクステを安心して任せられる当店の詳細はこちらを御覧ください
🔽