「髪を強く太く健康的に育てる為」に知って頂きたい事。
せっかく費用と時間をかけて結んだ増毛エクステですから、どうせなら抜けずに長持ちしてほしいですよねっ。
長持ちさせる為には、毛根の働きを促し髪が強く、太く育つ環境を作る事が大切です。
増毛していないという方も、健康的な自毛といつまでも付き合えることが理想的なのではないでしょうか??
どうしたら自毛を大切にする事に繋がるのか??
髪を強く、太く育てる方法としては
①毎日の正しいシャンプーと自分に合ったシャンプー剤の選択
②育毛剤等を使用する。
③頭皮マッサージを行う。
等が代表的ですね。
勿論、ご自宅でしっかりと行っているという方もいらっしゃるかと思いますし、
反対に全然できていないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、
・自宅でのケアを正しく行えていないかも??
・正しケアの方法を知りたいな。
という方の為に、
今回は①毎日の正しいシャンプーと自分に合ったシャンプー剤の選択について解説したいと思います。
何事も適切に行うにはまず考え方が大切
という事で、
皆さんが嫌がる(笑)シャンプーのうんちくについて、次回から何度かに分けてお伝えしたいと思います。
できる限り簡潔にまとめていきたいと思っています、是非しっかり覚えて頂き、
髪の為に健全な頭皮環境を維持してあげてくださいね~。
正しいシャンプー剤選びは??
シャンプーする前には髪をすすがれるとおもいますが、
実はこのすすぎで7割から8割の汚れが取れるのはご存知でしたか??
本来の皮脂は水溶性で水にとける脂で、
シャンプー剤の本来の役割は、
すすぎで残った2割から3割程度の髪に付着した汚れをとれば良い。
という事になります。
イメージとしてはすすぎで落ちきらない、
排気ガスやほこりのような汚れをシャンプー剤で洗い流す。
という事になります。
これは言い換えると、
汚れの全てをシャンプー剤で落とすわけでは無いという事。
ということは、
髪の健康の為に頭皮を健全に保つシャンプー剤というのは、必ずしも洗浄力が強ければよいとう訳では無い
という事をまずは理解してもらえると思います。
すすぎで残った2割から3割の汚れが落ちる程度で言い訳ですから。
しかし
髪の為には頭皮を綺麗にしなければ=汚れのしっかりとれるシャンプーを使わなければ
と考えてがちな方によくありがち事例としては、
しっかり汚れを落とす事にのみ執着しすぎてしまい、
市販のクレンジングシャンプーの中でも
強すぎるシャンプーを継続的に使用し、頭皮の乾燥を引き起こしてしまう。
こういった事が男性・女性にかかわらず普通におきてしまいます。
頭皮の乾燥は何故髪にとって悪影響なのか??
頭皮は乾燥すると、
水分を失い固くなってきます。
すると、
毛穴が収縮します。
収縮した毛穴はこれから生えてこようとする髪を圧迫し、太い髪が育ちづらく、
細毛の原因となってしまうのです。
頭皮にかゆみがでたという経験が
だれしもあるかと思いますが、
このかゆみは頭皮が乾燥しているサインなのです。
イメージしづらい頭皮の乾燥を別のかゆみで例えてみましょう。
ではここで、頭皮の乾燥を別の部位に例えてみましょう
顔と頭は一枚の皮でつながっていますが、
お顔が頭皮くらいかゆくなったらとても恐ろしいと思いませんか??
かゆくなる部位というのは、
乾燥している証拠です。
例えば靴下のゴムで締め付けられた足のすねがかゆくなった。
という経験はありませんか??
そのかゆみは靴下に水分を奪われ乾燥が進んだ事でおきています。
頭皮でもかゆみを感じる場合は、足のすねと同じ乾燥がおきているのですが、
頭皮は髪に守られ目視できないので確認が困難なだけなのです。
●頭皮を乾燥から守るために貴方ができる事は??
かゆみがあるという事は、頭皮が乾燥しているサインです。
※※逆に過剰分泌された皮脂が影響するかゆみもあります。
頭皮の乾燥は細毛の原因になりますので、髪の発育に悪影響を及ぼします。
ですので、
できる限り乾燥させないようなケアが望ましいということになります。
では、
できるかぎり乾燥させない為に貴方自身ができる頭皮のケアとは何でしょうか?
●頭皮ケアの基本はシャンプー選び??
貴方自身が頭皮の乾燥対策を手軽に始めるなら
365日毎日使用するシャンプー剤を自分の頭皮にあった物にする
というのがオススメです。
理由としては以下になります、
・あなた自身が毎回シャンプーを行う度におきる頭皮への刺激を最低限にできる。
・育毛剤・保湿剤などのセルフケアの効果を最大限に高められる
・サロンケアの効果を最大限に高められる
●セルフケアしている、してないに関わらずシャンプーが重要な理由
せっかく貴方がきちんと育毛材を使用したり、
毎回サロンでスキャルプケアを続け頭皮に良いことを積み重ねても、
貴方が毎日使用するシャンプー剤が、貴方の頭皮にあっていなければ頭皮にとっては刺激になります。
すると、せっかくのケアの足をひっぱる形になってしまいます。
それは非常にもったいないですよね??
逆に、
全く何もセルフケアしていない方にとっては、、
せめてシャンプー剤での頭皮への刺激を最小限に抑え、
「日々のマイナス要因を減らす」と
いう意味合いでシャンプー選びが重要になります。
何もケアされていないのに、シャンプーも頭皮にあっていないようでは乾燥した頭皮にとって毎日がストレスですからね。
頭皮の乾燥を防ぐためにも、
やはりシャンプー選びが重要な事はご理解頂けましたか??
当店でもマイクロスコープを使用し頭皮の診断を行い
貴方にぴったりのシャンプーをご提案が可能です。
自分にあったシャンプーを見つけたい方は是非ご相談ください。
乾燥状態の頭皮にはもっと進行した症状があります、
日々のシャンプーが合わずに乾燥が進むと、
今度はもっと乾燥がすすんだ頭皮状態になる事があります。
それがインナードライという状態です。
●乾燥性脂性肌(インナードライ)って何??
乾燥した頭皮の表面に皮脂が過剰に分泌された状態になってしまう事があります。
この事を
乾燥性脂性肌(インナードライ)と言います。
↓実際の当店のお客様で、インナードライの頭皮環境だった方の画像
過剰に分泌された皮脂が頭皮を厚く覆ってしまっています。
皮脂の内側の頭皮は乾燥してささくれだっている状態なので、覆っている皮脂も凸凹しているのがわかります。
毛穴も皮脂で埋まってしまっていますね。
この状態は髪の発育を阻害してしまう状態です。
頭皮のケアを1年間繰り返し改善した頭皮環境の画像
厚く覆われていた皮脂が除去され、毛穴つまりもすっきりしました。
この状態であれば発毛を阻害する可能性が低くなります。
※頭皮はお肌と同じように個人差がありますので、改善後にだれでも同じ状態になる訳ではありません。
●何故、皮脂の過剰分泌がおきるのか??
人間の身体は本来体温の調節をする機能があり
暑い場所では汗をかいて体温を下げるといった事をしてますよね。
頭皮でもこのような調節機能が働いています。
例えば…
頭皮が乾燥した場合は、
紫外線や空気中の乾燥のような外部からの刺激から頭皮を守る為に、
「皮脂の持つバリア機能を持つ皮脂の分泌を増やす」
と言った具合です。
この調節機能が本来のリズムから乱れてしまうと、
乾燥したままの頭皮に大量の皮脂が分泌されてしまいます。
これがインナードライになる原因となります。
お顔のTゾーンの皮脂を頻繁に脂取り紙でとりすぎると、
余計に皮脂が分泌されテカりやすくなる理屈と同じですね。
●バリア機能の皮脂が多く分泌してはいけない理由
皮脂はバリアとして頭皮を守っているのだから、
多く分泌されてもそれはそれで構わないじゃないか??
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
過剰な皮脂分泌は髪の健全な発育を阻害する原因を作りますので、
皮脂分泌が少ないドライ状態と合わせて注意が必要です。
皮脂分泌が発毛を阻害する原因は・・・
●皮脂の過剰分泌が健全な発毛を阻害する原因とは・・・
皮脂は頭皮のバリア機能だから分泌は多い方がいいのでは??
とも一見思ってしまうかもしれません。
でも実は違います。
皮脂の過剰分泌が長く続つと、健全な発毛を阻害するという原因と避けるべき理由は主に3つ挙げられます。
①毛穴つまりをおこす
※毛穴に皮脂が詰まると、これから育とうとしている髪の発育を阻害します。
②皮脂を栄養にしている常在菌が異常繁殖し、頭皮の刺激になる。
※常在菌であるマラセチア菌が皮脂を栄養にして脂肪酸を発生させ、
発生した脂肪酸は頭皮にとって酸性の刺激物なので炎症をおこしやすくなります。
炎症をおこした頭皮は血行が滞り、著しく髪の発育、発毛を阻害すると同時に、抜け毛の原因にもなります。
③頭皮からの臭いの原因になる
※マラセチア菌が排出する脂肪酸は頭皮からの嫌な臭いの原因にもなります。
主に①から③のこういった原因と理由が、皮脂の過剰分泌を避けるべき理由となります。
●インナードライで感じる症状と発症する原因
インナードライ肌で感じる症状としては、
●乾燥からのかゆみ、痛みを感じる
●皮脂の過剰分泌によって髪や頭皮にべたつきを感じる
●頭皮に赤味を伴いかゆみを感じる場合もある。
●進行すると抜け毛が増える
頭皮が乾燥状態の方・かゆみを感じる程度のお客様は多くいらっしゃいますが、
「ある日突然、かゆみを感じる程度から「抜け毛」「頭皮や髪のべたつき」を感じるようになった」
という方もいらっしゃいます。
突然インナードライ頭皮に・・・、「抜け毛」「頭皮と髪のベタつき」にお悩みだったお客様の事例をご紹介します。
常連のY様は、
6月前半の湿度が上がり始める時期に、
急に「抜け毛」「頭皮と髪にベタつき」を感じるようになったとご相談を頂きました。
●Y様が突然襲われたベタつきと抜け毛の原因はなんなのか??
6月のある日、常連のY様から急にお悩みのご相談を頂きました。
後日ご来店頂いて頭皮のマイクロスコープチェックを行ったところ、
インナードライ頭皮になっている事が分かりました。
しかも炎症も少し始まっていました。
6月前半といえば初夏ですが、
乾燥よりも湿度が気になってくる時期です。
では何故、
Y様は何故乾燥していないこの時期にインナードライ頭皮になってしまったのでしょう??
今回の原因はなんと職場のエアコン!!
Y様の頭上に丁度エアコンが設置されていて、
エアコンからでる乾燥した空気が頭部を毎日直撃していたのです。
Y様はなんとな~く頭皮のベタつきを感じながら過ごしてはいたものの、
夏場だから湿気や、汗をかきやすいからかな??
程度にとらえていたそうです。
でも日に日にべたつくような??
夏場の頭皮の汚れがとれていないのかな??しっかりシャンプーしなくちゃ
そう考えたY様は毎日しっかりめにシャンプーに励みました。
そうこうして過ごしているうちに、
あくる日突然に今まで以上のベタつきと、抜け毛まで始まってしまったという・・・。
※この時使用されていたシャンプー剤は一般的には刺激が強いという程ではなく、Y様も通常は問題なく使用していた商品でしたがこの時期のY様の頭皮には刺激と脱脂力が強かったようです。
●インナードライになりやすい方の間違えやすい考え方。
頭皮と髪にベタつきを感じたりすると、
どうしても綺麗にしなくてはいけないと感じるあまり
・普段よりもシャンプーを入念に行ってしまう。
・洗浄力の強いシャンプー剤を選びすぎてしまう。
こういった考えに陥りやすく、乾燥状態が悪化してインナードライ頭皮になりやすくなります。
皮脂がですぎてベタベタしてしまうのですから、そう考えてしまっても当然といえば当然ですね。
運動後に汗をかいてベタベタしたら体をしっかり洗って落としてしまいたいという気持ちとなんら変わりないのですから。
しかし運動後の体と違い、
あくまで
過剰分泌された皮脂の内側の頭皮は乾燥したままなのに、表面に皮脂が過剰分泌してしまう。
というところがインナードライ頭皮のポイントです。
●インナードライと言われる由縁は??
内側=乾燥した頭皮
外側=過剰分泌された皮脂
これがインナードライ(乾いた内側)の名称の由縁で、
内部が乾燥⇔外部は皮脂分泌過多
という状態なので、
単順に表面の皮脂を落とすという手順ではこの状態を改善する事は難しくなります。
これはケガをした患部表面のかさぶたを無理にはがしても、
かさぶたの内側の傷が急によくならない事と同じです。
この場合、
患部=乾燥した頭皮
かさぶた=頭皮に分泌した皮脂
となりますが、
●かさぶたは赤血球と血小板が固まることによって傷口を乾燥から守っています。
※傷口は湿潤環境の方が治りが早い為です。
●傷口は湿潤環境の中で、新陳代謝を繰り返し、新しい皮膚を形成して傷を回復しています。
この事から、
根本的なケガの完治の為には、新陳代謝(ターンオーバー)で新しい皮膚を作るという事が必要な事が分かります。
頭皮にも同じことが言えて、
乾燥状態を完全に完治させる為には、
●乾燥した頭皮の表面に過剰に分泌され皮脂をクレンジングで除去すれば良い
●頭皮が乾燥しているため保湿を繰り返せば良い
と単純な考えだけでは、根本的なインナードライ頭皮の改善は難しいのです。
では、インナードライ頭皮の改善にはどういった工程が必要になるのでしょう??
●インナードライ頭皮を改善するには??
①過剰分泌された皮脂を、あくまで優しくクレンジング
※一度でスッキリ落としたいと考えがちですが、効果の強いクレンジング剤は乾燥した頭皮の乾燥状態を加速させてしまし逆効果になります。
②頭皮の新陳代謝を高める為の美容液などで処置
※美容液の効果でターンオーバーを高め、健全な頭皮が形成されるように働きかける。
根本的な頭皮の乾燥状態の改善には、頭皮の新陳代謝をなるべく本来の状態に戻す事が必要です。
③クレンジング後の乾燥しやすい頭皮状態を優しく保湿
セラミド等が配合された化粧水で、適度に保湿する。
※外部からの保湿は皮脂の過剰分泌をこれ以上起こさない為に行います。
①〜③のような
『除去する』と、『与える』という複雑で、相反する工程を、
適切に繰り返すという工程を踏んでインナードライは改善されていきます。
そして、
改善方法をご覧頂ければお分かり頂けると思いますが、
大事な考え方は
あくまで頭皮の乾燥を根本的に解決してくれるのは
頭皮表面の水分や油分ではない
ということなのです。
①のクレンジングと、③疑似皮脂膜(セラミド等)による保湿は
インナードライの進行を現状で抑えるために必要な工程で、
根本的な解決の為に最も必要なことは
頭皮のターンオーバーを高める②美容液の工程になります。
これは、
ターンオーバーによってこれから入れ替わる新しい角質層を正常な状態に近づける事で、
その後も症状を抑える事ができるようになるからです。
●頭皮の乾燥や、ベタつきでお悩みのお客様は是非ご相談ください。
当店はマイクロスコープや、専用ソフトを使用した頭皮の無料診断もお受けできます。
是非お気軽にご相談ください。
●インナードライ頭皮についてのまとめ。
インナードライ状態が及ぼす髪への弊害しては、
●頭皮自体は乾燥しているので毛穴が収縮しやすい=細毛になりやすい
●皮脂が過剰分泌されているので毛穴が詰まりやすい=発毛を阻害する
インナードライ状態を改善する為には、
●皮脂の適切な除去・新陳代謝アップ・保湿を適切に繰り返す。
例えば
おいしい野菜を育てるには、土壌のしっかりした畑が必要です。
同じように
健康な髪を育てる為には、健康な頭皮が大切になります。
健康な、太く強い髪を育てていく為に
そして、
自毛と末永く付き合っていく為、
是非ご自分の頭皮環境を気にしてあげて下さいね。
結ぶ増毛は、結ぶ為の自毛が大切ですからね~。
そして、
これで完結かと思いきや、
短くまとめたかったこのシリーズもいつのまにか今回9話目となってしまいました。
そして、なんとここからが本題だったりします。
ここからは、
こういった頭皮環境にならない為、
それから
なってしまった方は改善の為になるシャンプー剤の選び方と洗い方を解説していきますね。
●髪を強く太く育てる為のシャンプー剤の選び方
まず健康な髪の為には頭皮環境を大事にする事が重要ですが、
これまでお話してきた、
「頭皮の乾燥が引き起こす髪への悪影響」については理解してもらえていますでしょうか??
今回からは
乾燥による悪影響をできる限り予防するシャンプー剤選びをお伝えしていきますので是非抑えてくださいね。
●「シャンプーは髪を洗う事が大切」??という考えは何故生まれたのか??
これまでも何度かお話ししたとおり、
・すすぎで7割〜の汚れが落ちる。
なので、
・日常のシャンプー剤に洗浄力はさほど必要ないケースが多い。
という事をお伝えしてきました。
前回のY様の事例でもあったように
頭皮と髪のベタつきを気にするあまり、自宅で行うシャンプーの考え方を間違えてしまったり。
その時期の頭皮環境にシャンプー剤を合わせられず、頭皮のトラブルに発展することも多くあります。
シャンプーは
・毎日洗う、
又は
・洗いたい
という方が多いと思いますが、
その目的として、
・頭皮環境を大事にしたい
いう事よりも
・髪のベタつきを落としたい
・オイルや、スタイリング剤を落としたい
という考えの方が圧倒的に多いのではないかと思います。
確かに、
髪にスタイリング剤、ホコリ、排気ガスなどが付着すると
なんとなくベタついたりしてスタイリングの邪魔になってしまいますよね。
だから、
髪をさっぱりさせる為にシャンプーするというのも間違いではないのです。
が、
髪にばかり意識が集中してしまって、
頭皮を洗うという意識が弱くなっていませんか??
もしそうだとしてもご安心ください。
貴方だけではありません、
以外に大多数の方が未だにそうだったりしています。
●「シャンプーは髪を洗う事が重要」となってしまった原因は??
では何故??
「頭皮を洗う事がシャンプーの最重要な役割」の筈が
「シャンプーは髪を洗う事が重要」となってしまったのか??
その理由としては
大手メーカーのCMや、雑誌などで取り上げらるシャンプーのキャッチコピーの一例が
●サラサラ、ツルツルの髪を叶えます
●しっとりと潤いのあるツヤ髪に
など、
髪のコンディションに着目した内容が一般的だったので、
こういったシャンプーで髪を洗えば良い状態を維持できる
という考え方が浸透したというのが大きいと思います。
でも、こういったCMや広告が本当に伝えなければいけなかった、
伝えたかった事は・・・。
シャンプーの特徴にピックアップした宣伝広告が、世間に間違った認識を生んだ理由
大手メーカーのCMや、雑誌などで取り上げらるシャンプーのキャッチコピーでよくある
●サラサラ、ツルツルの髪を叶えます
●しっとりと潤いのあるツヤ髪に
こういったキャッチコピーは前提として
一過性の仕上がりを求める人や、
シャンプー自体が貴方の頭皮に合っているなら決して間違いではないと思います。
※各メーカーのシャンプー剤の内容も本当に千差万別なのでここでは言及を控えます。
しかし
この手のキャッチコピーは商品の特徴を分かりやすく簡潔に伝える事に特化したあまり、
頭皮をしっかり洗おうという事が省略され、髪をしっかり洗おうとなってしまった感は否めません。
だから
「このシャンプーは髪を綺麗にする成分を配合しているから、髪を洗えば貴方の求める仕上がりになります 。」
と勘違いしやすかったのも確かですよね。
本当に伝えなければいけなかったのは、
髪だけではなく、頭皮もしっかり洗おうという事だったはずなんですが・・・。
●髪を大事にするなら頭皮環境から。
ここ数年の各メーカーの宣伝も
●頭皮に着目した〇〇成分配合
●新発想のヘッドスパシャンプー
等のように、
健康な髪には頭皮環境が大切ですというニュアンスが伝わる謳い文句も増えてきました。
これは一般のお客様にも、髪を大切にする為の本質が伝わって素晴らしい事だと思います。
やはり髪を大事にするなら頭皮環境からです。
では、
頭皮を洗うシャンプーって現在は沢山あるけれど、どんなシャンプーが頭皮を乾燥させづらいのか??
●頭皮が乾燥しにくいシャンプーについて
頭皮を乾燥させにくいシャンプーはどんなものか??
もうすでにご存知の方も多いとは思いますが
頭皮に優しいシャンプーは
俗にいうアミノ酸系界面活性剤が配合されている物が
多くなっています。
海面活性剤は水と油を混ぜる為に配合されますが、シャンプーにもこの成分が配合されています。
界面活性剤には
①高級アルコール系界面活性剤
②せっけん系界面活性剤
③アミノ酸系界面活性剤
という種類があって、
①~③の順に肌への洗浄力・脱脂力が穏やかになり、しかも高価になっていきます。
①の高級アルコール系が1番高そうに感じる名前で間違えやすいですが、
実はこの中では一番洗浄力が強く安価な成分です。
この高級アルコール系の界面活性剤は
市販されている大量生産向けの商品に多く配合されていて
その事が安価な商品は頭皮や髪に良くないといわれる所以になっています。
ともすれば、
高級アルコール系の成分は
数回洗ったら髪と頭皮はものすごく乾燥が進行する??
と極端に捉えてしまいがちですが、
正確には1回や2回使用した程度で、髪と頭皮の乾燥が顕著にあらわれるのではなく
⚫︎あくまで使用を繰り返すと頭皮と髪の乾燥が進む場合が多い
という表現が正しくなります。
この表現は言い換えると
毎日シャンプーする習慣が当たり前になっている現代では、
●365日間、繰り返しのシャンプーで髪と頭皮の乾燥が少しずつ繰り返される
という事に繋がります。
※本当に髪と頭皮がデリケートで乾燥しやすい方には数回でもオススメできない事も確かではあります。
そして、
頭皮を乾燥させづらいシャンプーとは、
毎日行うシャンプーで乾燥が蓄積していかない程度の適度な洗浄力をもったモノとなります。
ここまでで、
毎日洗う習慣に応じたシャンプーの選択が重要な事は理解してもらえたでしょうか??
●現代人はシャンプーという習慣で頭皮と髪を乾燥させやすい状態に・・・。だからこそ使用したいシャンプーとは??
毎日シャンプーをする習慣が頭皮と髪を乾燥させやすい状態にしてしまう・・・。
でも、
分かっていても、習慣になっているので毎日洗わないと気持ちが悪い・・・。
という方が多いと思います。
そうなってくると習慣に合わせたシャンプー剤が必要になりますよね??
そして習慣に合わせたシャンプーとは
「毎日使用しても髪や頭皮を乾燥させずらいシャンプー」
という事が言えると思います。
そして、
先述した①~③の界面活性剤の中で
一番穏やかな洗浄力と、脱脂力のものは
「アミノ酸系界面活性剤」でしたので、
シャンプー剤の中で
頭皮を乾燥させずらいシャンプーは=アミノ酸系界面活性剤のシャンプー
という事になりますね。
シャンプーを選ぶなら、アミノ酸系のシャンプーが良いよっ、
と良く言われるのはこういった理由からになります。
●毎日のシャンプーをやめれば頭皮は乾燥しづらい。でも・・
毎日の習慣になっているシャンプーが
頭皮を乾燥させてしまう要因としてお話ししてきましたが、
そうすると、ちょっと待てよ
「洗う回数を減らせば頭皮環境は正常に保てるのでは??」
という疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
その疑問はある意味正解な部分もあり、
極端な話、
ある程度正常な頭皮環境にとっては、毎日シャンプー剤を使用せずとも問題が無い場合も多いかもしれません。
しかし、
髪を1日シャンプーしなかった場合の「ベタツキ」を考えると、
毎日シャンプーする習慣が当たり前になり、
「さらさら」や「適度にしっとり」した髪の状態に慣れた私達が
「毎日髪を洗わずにいられますか??」
と言われるとそれはそれで難しい。
と感じる方が大多数な事も現実だと思います。
運動や仕事で大量に汗をかいたり、
仕事でものすごく頭皮と髪が汚れてしまうといった方でもない限り、
さほどシャンプーに洗浄力は必要無いのも理解してもらえましたか?
そして
日常を室内のオフィスで過ごしたり、少し外に出る機会が多い程度の方の頭皮環境には
洗浄力の優しいタイプのアミノ酸系のシャンプーが良いと
という事は是非知っておいて頂きたいと思います。
最後に・・・。
いかがでしたか??
髪を強く太く育てる為に必要な知識として、
●毛穴の収縮は細毛の原因になりやすい
●毛穴の収縮の原因になる「頭皮の乾燥」
について
そして
●頭皮の乾燥を予防する為のシャンプー選びをお伝えしてきました。
自毛を大切にするにはまず頭皮から・・。
今回は頭皮の乾燥に着目した視点でお伝えしてきましたが、
髪を大切にしていきたい方には是非今回の内容を知っておいて頂ければ嬉しく思います。
増毛エクステは技術力で仕上がりに違いがでる?
カットに上手い下手があるように、増毛エクステも担当者のキャリアや技術力で仕上がりに違いがでることはご存知ですか?
また、きちんとした理論に基づいて施術しないと以下のようなデメリットもあるんです。
- 増毛する本数が増えて価格が高くなってしまう
- 長持ちしない
- 結ぶ時に痛い
せっかく費用と時間をかけて増毛するわけですから、こんな失敗をしないよう増毛エクステのキャリアを積んだ技術者を選びましょうね。
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